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院長先生

― 医師(板橋区)―

藤内 栄太 院長/ときわ台メンタルクリニック(ときわ台駅・心療内科)の院長紹介ページ

藤内 栄太 院長

EITA TOUNAI

心の病気は骨折のように治っていく
決してあせらないことが回復の鍵

福岡大学医学部卒業後、98年同大学病院精神医学教室入局。同大学精神医学教室助教、医局長、外来医長等を勤めたのち、成増厚生病院へ。同病院こころとからだのストレスケアセンター長を勤め、2016年5月ときわ台メンタルクリニック開院。精神保健指定医。精神神経学系専門医。共著に『境界性パーソナリティ障害 日本版ガイドライン』ほか、訳書に『米国精神医学会治療ガイドライン コンペンディウム』ほか、がある。

藤内 栄太 院長

藤内 栄太 院長

ときわ台メンタルクリニック

板橋区/常盤台/ときわ台駅

  • ●心療内科
  • ●内科
  • ●精神科

精神科も早期発見、早期治療が重要。駅前クリニックなら重症化する前の段階からケアできる

藤内 栄太 院長

1998年から10年以上大学病院で勤務し、その後成増厚生病院でこころとからだのストレスケアセンターでセンター長をつとめ、長い間心の治療に携わってきました。おもに鬱病、躁鬱病、適応障害の方を診ていたのですが、そこでの患者さんの多くは、症状が重症化して入院するような方たちでした。なんとかここまで重くなる前に食い止められないだろうかと日々思いながら診察していて、2016年にクリニックを開院するときには、この「早い段階で治療したい」という気持が一番大きかったですね。がんなどと同じく、心の病気も“早期発見、早期治療”が一番なのは言うまでもありませんから。

院内環境は家具からオブジェまで、自分の好きなものを選びました。

藤内 栄太 院長

イメージは病院っぽさをなるべく排除したカフェのような雰囲気で、自分のが快ちよく感じると同時に、患者さんがくつろげることももちろん意識して。音楽は耳ざわりが良いもので選び、白熱灯の柔らかい光で明るくしすぎないことも気をつけました。患者さんには光がまぶしいという方が少なくないんです。
ときわ台を選んだのは、以前勤めていた成増から近く、周囲に心療内科がなかったから。開業してみたら思った以上に一人暮らしの勤め人の方が多く、ここでよかったなと思います。一人暮らしの方は感情をためこんで不安になりやすく、心の病気になるリスクが高いのです。実際、おもな患者さんは20〜40代のひとり暮らしの方です。

患者さんの気持ちを理解し、療養のこつを理解してもらい、信頼関係を築く

藤内 栄太 院長

主な治療は、薬の適正を見分けて療養のこつを患者さんに理解してもらうこと。精神科は薬が効いてるのかどうかを判断する効果判定が難しいのですが、経過観察をして量を減らしてみたり、副作用の出具合を確かめたりしながら、注意深く薬を選んでいくことが肝心です。心療内科は必ず薬を出すというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはなくて、アレルギー体質で薬に弱いとか副作用が出やすい人に無理して処方することはありません。カウンセリングなど他の方法で治療していきます。
どうしたらよくなるのか、その仕組みをきちんと理解してもらうよう、じっくりお話するのも大切です。もちろんその前に、こちらが患者さんを理解することはもっと大切。
診療するうえで気をつけているのは、急がないこと。患者さんはとにかく早く治りたいし、薬の効果を実感したいし…と、どうしても焦りがちなんですが、そこをぐっとこらえてもらいます。早く治そうとすれば薬も増えますし、一度治ったと思ってもぶり返しがきやすい。とにかくひとつずつ、ゆっくりと進むこと、これがなにより大事です。

いつでもがんばり続けることが、実は心にとっては簡単なのだと認識する

開院して1年が経ちますが、つくづくと思うことは“東京で働くのは大変だなあ”ということ。例えば私が以前住んでいた福岡なら、仕事場に行くのに電車を使わないという選択肢は普通にあります。自家用車、自転車、徒歩…どれもありえる。けれど、東京だとまず考えられないですよね。ほとんど誰もが必ずあの満員電車に乗らなければいけない。けれど、患者さんは“電車に乗れない”という人が多いんです。人混みが怖いとか、つまり、仕事場にたどり着く前から、もうしんどいわけです。で、やっと着いたら厳しく能率を求められながら働かなければいけない。人手不足でタスクは山積み、空気を読んで、周囲に感じよくふるまい、飲み会にも参加して…それは具合悪くなるよなと思います。
具合が悪くなったらもう休むしかありません。どんな人でも同じです。休む。仕事を減らす。ハードルを下げる。心を病む患者さんは自分に課すハードルが高い人が多いので、ここを達成してもらうのがまず大変なのですが…。どんなに会社や他の人のためになっても、自分が壊れてしまったら元も子もありません。いったい誰のために働いているのか?ということを根本から問い直す必要があります。がんばるのはいいことですし必要でもありますが、いつも頑張り続けるのはだめです。抜くところは抜かないと。
でもなぜ、多くの人ががんばり続けてしまうのかというと、実はそのほうが心は楽なんです。「全てのことにいつでもがんばる」のが正解だと決めて、そこだけを目指しているほうが簡単。ときにがんばる、でもここはがんばらない、と塩梅するほうがよほど難しい。もちろん体は反対で、がんばるほどボロボロになっていくのですが…。不思議ですよね。だから大切なのは、がんばりがちな自分を自覚してこまめに修正していくということなんです。

これから受診される患者さんへ

心の病気は時間をかけて治すものだ、と再度お伝えしたいですね。風邪のように“起きたら治っていた”という治り方はしません。“心が折れた”などと言いますが、どちらかというと骨折に近いものです。骨が折れたらまずはギプスで固定しますが、心療内科ではギプスが薬に当たります。とりあえず外部の力で安定させて、それがしっかりと根付くまで養生する。そしてくっついたなと思っても、翌日から全速力で走る人はいませんよね。きちんとくっつききるまで安静にします。心も同じで「治ったな」と感じても、そのときに無理をさせないことが一番大事です。回復して日常生活が送れるようになることと、職場に出向いて働くこと、この間にはみなさんが思っている以上に距離があります。すぐには働くのは難しいということをまずは理解してください。一日も早く社会復帰したいと思う気持ちはわかるのですが、ここで無理して再骨折したらまた回復が難しくなるので、ゆっくりじっくり、を心がけて、じわじわと確実に元気になっていきましょう。

藤内 栄太 院長 MEMO

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