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松本 浩次 院長

KOJI MATSUMOTO

消化器外科を中心に研鑽した技術と知識を生かし、病気の予防・早期発見に努める

昭和大学医学部卒業。順天堂大学第2外科に入局。同大学肝胆膵外科・助手を経て、開業直近までは板橋中央総合病院外科診療部長を務める。2018年5月に『まつもとクリニック』を開設(都営三田線「志村坂上駅」徒歩4分)。

松本 浩次 院長

松本 浩次 院長

まつもとクリニック

板橋区/志村/志村坂上駅

  • ●内科
  • ●内視鏡内科
  • ●消化器内科
  • ●内視鏡内科

肝臓という1つの臓器を入り口にして

松本 浩次 院長

この世界を志したのは、父と姉を含め、周囲に医師が多かったことも関係していたかと思いますが、1番のきっかけは、肝臓移植、もしくは肝臓という臓器そのものに興味があったということでした。私が子供の頃、まだ日本では肝臓の移植手術はおこなわれておらず、機会を求めて海外に渡航されている方がいた時代でした。それでずいぶんと苦労されている人がいることをニュースなどで知り、それをなしえる人になりたいと思ったのです。私にとって、医者=肝臓外科医も同然でしたから、実際医師となってからも迷うことなく肝胆膵外科に籍を置きました。肝臓移植も当然、そちらで扱うことになりましたね。大学の医局を離れて総合病院に籍を置いてからは、時代の趨勢もあって、より低侵襲な手術を手がけるようになりました。肝臓の手術も徐々に腹腔鏡でおこなわれるようになり、その技術の習得に励むとともに、内視鏡検査を含む消化管の治療を主に担当してきました。
『まつもとクリニック』は2018年5月に開院いたしました。それまで消化器がんの手術をメインに担当してきましたが、進行がんになってしまう前にそれらを予防することが大切と考え、開業に踏み切ることになったのです。この地域は病院勤務時代から慣れ親しんだ場所であり、また、手術を担当した患者さんを引き続き見ていきたいということから、この地を開業地と定めたのです。

病気を予防する、あるいは早期発見・早期治療につなげていく

松本 浩次 院長

胃痛や便潜血、下痢などの消化器系の症状を抱えた方、さらに肝臓の機能障害、あるいは糖尿病や高血圧、高脂血症等の生活習慣病の方まで、幅広い症状を拝見させていただいています。それらの症状の中から、深刻な病を予防すること、もしくはいち早く見つけ、治療への道筋をつけて差し上げるのが私たちの使命だと考えています。
具体的に見ていきますと、まずは胃がんの原因の9割を占めるピロリ菌に感染している方を発見し、除菌治療等をおこなうことで、胃炎や胃潰瘍、胃がんを抑制するということが1つ。それから大腸については、高タンパク・高脂質の食事が多く摂られるようになったことで大腸がんの発生が増えてきているという現状があります。それを予防するために、内視鏡でポリープを発見することが大切になってくるわけですけれど、ここで重要なのは、ポリープがあればその全てが癌に移行するわけではないということです。当院では拡大内視鏡を用い、そのままで問題ないものと取るべきものとをしっかり区別し、確実に処置をおこなうことで、予防治療に貢献していきたいと考えています。

安全で安心な内視鏡検査

松本 浩次 院長

『まつもとクリニック』では、できる限り苦痛の少ない内視鏡検査を実施しています。このうち、胃については、カメラの直径の細い細径内視鏡を使用しています。少し前の細径内視鏡は画質がさほどよろしくなかったのが問題でしたが、近年になりハイビジョンが導入されたことで、より正確な診断が可能になりました。これにより苦痛はずいぶんと取り除かれると考えられますが、それでもなお不安という方には、半ば眠った状態で検査を受けられる鎮静剤を使用しています。
大腸に関しては、胃よりもさらに抵抗がある方が多いのではないでしょうか。その最初のハードルしてあるのが下剤です。2リットル近い水溶性の下剤を飲むのはなかなかに大変なことですけれど、ご高齢の方などでどうしても不安がある方は、検査の準備段階からクリニックにいらしていただき、対応をしています。大腸については鎮痛剤を用い、できるだけ気持ちを和らげ、痛みが緩和するよう配慮しています。眠ってしまうお薬ではなく、鎮痛剤を用いるのはリスクを排除するためです。大腸の壁は非常に薄く、乱暴に扱うと穴が空いてしまう可能性があります。患者さんに痛みを感じる意識がないと、その兆候に気づかないことがあるんですね。また、検査をスムーズにおこなうためには、途中で体位を変えていただく必要がありますが、ここでも意識が残っていることが必要になります。
大腸の検査は、胃に比べて医師の技術の格差が出やすいと言われています。私はこれまで何千件という数の検査に携わってきました。その経験を生かし、安全を確保した上でできるだけ苦痛のない検査を実施していきたいと思っています。

生活習慣病と密接に関わる肝臓の機能障害

B型・C型肝炎ウイルスが減少傾向にあるのとは逆に、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と呼ばれる病態が増えてきてます。「アルコールは肝臓に悪い」とみなさん思われているかもしれませんが、アルコール単独でそこまで肝臓が悪くなることはむしろ少なく、これに脂肪肝が加わることで肝臓の機能は低下していきます。実際に健診等で肝機能の低下を指摘された方の多くに高脂血症が存在することから、従来より広い視野で肝臓の病気を捉えることが求められているのです。クリニックではベッドサイドにある超音波検査の機械を使って判定をしていきます。内視鏡とは異なり、エコー検査は食事をとっていてもおこなえるものですので、気軽に検査を受けられるという利点があります。
人の身体は、あらゆる部分が密接に関わりあっているものです。その観点から、今後は一層生活習慣病の方に適切な対応ができるよう、広範で正確な知識を入れていきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

内視鏡検査は、胃であれ大腸であれ、抵抗を感じる人は少なくないかもしれません。しかし、深刻な状態になってしまっては、より大きな肉体的・精神的な苦痛を被ることになります。その事態に陥らぬためにも、40歳を1つの目処として検査を受けていただければと思います。
大きな施設に比べ、当クリニックは予約もスムーズですし、関わるスタッフも20年以上検査に携わってきたベテランばかりです。準備を含め、細かなところでまで配慮することが可能で、皆さんの期待に応えられると思っています。
また、私やスタッフを前にして、「これ、聞いちゃいけないのかな…」などと気を遣われる必要はありません。患者さんのあらゆる思いに耳を傾けることが私たちに求められることと心得ておりますので、お身体に何か不安がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2018年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

松本 浩次 院長 MEMO

  • 出身地:大分県
  • 趣味:テニス、ランニング
  • 好きな本:自己啓発本
  • 好きな映画:アクション
  • 座右の銘:「信は力なり」
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな観光地:沖縄

グラフで見る『松本 浩次 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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